1社1社が自分のメディアを持つ時代

既に名前が知れ渡っているような有名企業や有名人は別として、普通の企業は自社の商品・サービスを何らかの媒体を通じて知ってもらわなければ何も始まりません。

昔はテレビCM、新聞広告、車内広告ぐらいしか手段がありませんでしたが、インターネットの進化により、企業自身が小さなメディアを持つことができるようになりました。

個人でさえもYoutubeチャンネルなどを使って自分のメディアを持ち、ファン(≒見込み客)を集めることができる時代です。

私のホームページも言ってしまえば、移転価格税制に関する小さなメディアです。

大量アクセスが狙いではない

Youtuberやブロガー、アフィリエイターは大量にアクセスを集めて広告収入を狙うものですが、企業やコンサルタントが行う場合は方向性が異なります。

アクセス数狙いではなく、特定のニーズを持つ見込み客に自分達の専門技術をアピールするためのメディアと考えた方がいいでしょう。

「溶接.com」「金型.com」のようなお役立ち情報サイトを保有していれば、「こんなことはできますか?」という問い合わせが必ず来ます。

広告=マスメディアという時代はとうに終わりました。「自分達のメディアを持つ」という発想が重要です。

アウトプットツールとしてのインターネット

これはインターネットをインプットではなくアウトプットの道具と捉えるということに他なりません。

確かにインターネットはインプットのツールとしても有用です。検索エンジンにキーワードを入力すれば一瞬でお目当ての情報がみつかるのですから、非常に便利です。

ですがインターネットにのっている情報では、「取引先までのアクセス」とか「wordの文章にルビを打つ方法」といったレベルの、ちょっとした調べもの程度の問題しか解決できません。

企業や個人が抱えるそれなりの課題が、インターネットの無料情報で解決する可能性は極めて低いと思います。

例えば在庫を削減したいと考えている企業が、「在庫削減 方法」と検索して課題解決するでしょうか。まずありえない話です。

インターネットで「出会い」を作る

とはいえそのような人も課題解決のとっかかりとして、まずはインターネットで検索します。

その時に備えて自分のメディアに「在庫管理を効率化するための10大ポイント」などの有益な情報情報をアップしておくのです。将来顧客、潜在顧客にとりあえず知ってもらうことが重要です。

例えるなら、インターネットという大海にタコツボをたくさん放っておいて、タコが引っかかるのを待つようなものです。

例えが悪いなら、お花畑を作ってちょうちょが集まってくるのを待とうという作戦です。

情報は遠慮なく公開すべき

ですので自分たちの技術やノウハウは、どんどんインターネット上に公開すべきです。

日本語だけでなく英語でも同じ情報を公開していけば、世界中から問い合わせがくるのでそれも大いにアリです。

競合他社に情報がもれることを心配するかもしれませんが、先ほども言ったようにインターネットに公開できる情報、つまり文字にできる情報だけで高いレベルの問題を解決することはできません。

文字にはできない無形の技術がどうしても必要になってきますので、競合他社がみたとしても問題はありません。

逆に言うなら、インターネットにちょっと情報をのせただけで競争力を失うレベルの技術であれば、競争力など最初からなかったということです。

やはり技術が大事

やはり最後にモノを言うのは技術、Face to Faceでなければ伝わらない技術です。

しっかりした技術があるなら、大手企業の下請けなどで苦労するのではなく、自社メディアを持って直接受注を狙いましょうという提案です。

情報発信にたいしたコストはかかりません。それにも関わらず多額の広告宣伝費に匹敵するパワーを持っています。ある意味、夢のような時代です。

技術がある企業、技術がある個人は、自分メディアを持った方が絶対いいと思います。