信用されるかどうかは支払いで決まる
「ビジネスは信用が第一」と多くの方が言います。
それは間違いないと思いますが、ではビジネスにおける「信用」とは何でしょうか。
企業の知名度、財務体力、社長の人格・・いろいろ考えられますが、私は端的に「きちっと支払いをするかどうか」だと思っています。
ですので私はこれまで支払うと約束したものを反故にしたことは一度もありません。
支払いに苦労したことは何度もありますが、目先のお金より信用を失うことの方が怖いからです。
「支払いをするなんて当たり前だろう」と思う人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
自社の強い立場を利用して支払いの段になって値切る人、専門家にタダでアドバイスを受けようとする人、予約していた会場のキャンセル料について請求がないのをいいことに支払わない人・・いくらでもいます。
「支払うのが当たり前」という環境にいる人は、既に信用力のある会社や官庁などに勤めているのだと思います。
支払わない人=信用できない人
地図情報やグルメ情報など、タダで受けられるサービスが増えていますので、支払わなくて済むのであれば支払わないと考える人がいるのは不思議ではありません。
しかしビジネスの現場においては、そういう人との関わりは可能な限り排除しなければなりません。
私のような無形のサービスは特に注意が必要で、私は無料相談をしないことによって、このリスクを排除しています。
そして自身も支払うと約束したものは何としても支払わなければなりません。支払いが困難な場合は正当に交渉して、減額やリスケをしてもらいましょう。
これは税金についても同じです。支払うべきものは支払うのが当然です。
富裕層の中には海外を利用した「積極的なタックスプランニング」を企てる人がいるようですが、要するにバレなければ支払わないでおこうという精神ですので、私はそういう人を信用しません。
約束通り支払わない人がいるからこそ、きっちり支払いをする人は信用されるのだと思っています。