松・竹・梅戦略を士業・コンサルも取り入れよう

先日、大阪の本町周辺でお昼ご飯を食べる店を探していたところ、カジュアルフレンチ風のお店を見つけました。

2000年に就職した監査法人もこのあたりでしたので、当時から本町界隈でお昼を食べることはあったのですが、おそらくその当時からあるお店です。

飲食店経営は難しい

個人的には飲食店は最も難しい事業のひとつだと思っています。

理由は、

・設備投資が大きい

・在庫(食材)のロスが大きい

・競合が多い

・客単価(≒粗利)がそれほど高くない

といったことが挙げられます。

多店舗展開している飲食業界の大手は厳しい競争を勝ち抜いてきた猛者中の猛者ですので、個人経営のお店が飲食業界で長年生き残るには相当な経営手腕が求められるはずです。

伝説の松・竹・梅戦略

そのお店のランチメニューの看板を見たところ、

Aランチ 1000円

Bランチ 1300円

Cランチ 2300円

となっていました。

これを見たとき、「松・竹・梅戦略だ!」と思いました。

Aランチ 1000円

Bランチ 1300円

だと、10人中7人ぐらいがAランチを注文すると思います。

何とかBランチを食べて欲しい場合に、さらに単価の高いCランチを用意すると有効という戦略です。

Aランチ 1000円

Bランチ 1300円

Cランチ 2300円

となっていると、何となくAランチを注文するのが恥ずかしいような気がしますので、Bランチを頼む人が増えるはずです。

「松・竹・梅」と並べると多くの人が「竹」を選ぶという話です。

「商品の並べ方」が重要

結局、その店では食べなかったのですが、もし入っていたら私もBランチを頼んでいたと思います。

それにしてもCランチの2300円は突出していますね。

おそらく10人に1人も注文しないでしょう。

Bランチを注文してもらうために意図的に用意されたメニューです。

これは商品の並べ方ひとつで売上が変わることを意味します。

やはり長年生き残っているお店には、しっかりした経営戦略があるものだと思いました。

士業・コンサルに応用できないか

「他業種から学べ」が私のモットーですが、この松・竹・梅戦略は士業やコンサルにも応用が効くと思います。

例えば、月3万円のライトコース、月5万円のスタンダードコースの2つしかない場合に、月10万円のプレジデントコースを用意するといった工夫です。

商品ラインナップ、サービスメニューを考えることは独立士業、独立コンサルの重要な仕事です。

街に出た時、他業種がどのようなサービスメニュー(=商品の並び)を用意しているかに注目すると、きっと新たな発見があるはずです。