士業・コンサルは個人の「クセ」を戦略的に出すべき

私のような個人コンサル、個人士業は本人のクセ、アク、個性を戦略的に出していくべきだと思います。

「戦略的に」とは「マーケティング的に」という意味です。

もちろんこれは十分な専門能力があることが大前提の話です。

専門能力が並以下であるにも関わらず、奇抜な恰好をして注目を集めたりすることではありません。

まずはきちんとしたスキルを携えて、成果を出せる士業やコンサルタントでなければ話になりません。

相性がいいか判断してもらう

しかし同時に、「費用対効果さえ合えばコンサルタント自身のパーソナルな面は関係ない」というのも、半分は本当で半分はウソだと思います。

お互いにビジネスですから費用対効果を考えるのはもちろんですが、社風や担当者の好き嫌い、つまり「相性」もやはり大事です。

士業やコンサルタントが自社サイトなどで戦略的に個人のクセを出すべき理由がここにあります。

パーソナルな情報を上手くだすことで、相性が良いかどうかを事前に判断してもらうことができます。

私は好きな相手とだけ仕事がしたいので、私と相性が悪い人とは関わりたくありません。

それはお互いにとって不幸だと思っています。

零細事業者は言いたいことが自由に言える

考えてみればこれは、規模の小さな個人・零細事業者の特権です。

組織もある程度の規模になってくると、対外的には聖人君子のような態度を取らなければならなくなってきます。

パーソナルな情報は社長でさえ出しにくくなります。

自由に情報発信ができるのは零細事業者だからこその強みといえるでしょう。

今はツイッターでもメルマガでも、簡単に情報発信ができる時代です。

「専門知識の情報発信」と「パーソナルな情報発信」の割合や内容を考えてみることをおススメします。

ちなみに私の場合は、専門情報85%:パーソナル面15%ぐらいの割合で考えています。