同調圧力を無視しよう

朝から台風が直撃するかもしれないというニュースが流れた時、多くの人は出社すべきかどうか迷います。
これは自分が進んで仕事をしたいという気持ちよりも、他の社員との足並みが乱れることを怖れているのだと思います。
他の人は朝から出社したのに自分だけ午後から出社することによる周囲の目を気にしたり、朝から出社したのは自分だけだったため、会社の連絡不行き届きを批判したりする心理です。
これが同調圧力です。
「他の人と同じでなければならない」という強迫に近い圧力です。
結局、自分で責任を取るしかない
普通の従業員は「和を以て貴しとなす」でいいと思いますが、経営者はそんなものを気にしてはいけません。
台風の日に出社すべきどうかは一律には決められません。台風の強さ、時間帯、仕事の重要性などを考えて自己判断する以外にありません。
その結果、何かの不利益が起きても自分のせいです。
台風は例えであって、経営者が同調圧力に弱いとビジネス全体に悪影響を及ぼしかねません。
「業界内で足並みをそろえなければならない」という考えは同調圧力そのものです。
同業他社がしていても自社にとってプラスかどうかはわかりません。
というよりは、せっかくの差別化を潰す要因になるのでマイナス面の方が大きいと思います。
私は税理士・会計士という資格をもっていますが、基本的に同業者には興味はありません。
ゴーイングマイウェイ
これは専門知識の学習・強化とは別の話です。
専門知識や事例を知っている人から学ぶことは自分の価値を高めますので大いに関心がありますが、「同業者がしていること」「同業者のビジネスモデル」には興味がありません。
むしろ私は、他業種がしていることに興味があります。
航空会社のマイル制度、独立コンサルタントのマーケティング戦略、新業態のレストランなどから、そのエッセンスを取り入れられないかと探しています。
同調圧力を無視して徹底的にマイペースを貫くことによって独自の価値が高まると信じています。