「NO」の答えを早く引き出すことが重要

営業活動というものは、お客さんから「YES」といってもらうことを目指すのが通常です。

車の販売員であれば、「そのベンツ買います!」といってもらうことを目指します。

確かにそうなのですが、だからといって見込客を追いかけまわして、説明説得することが有効とは思えません。

むしろ「NO」の答えを早く引き出して、次にいく営業マンの方がずっと営業成績がいいはずです。

親切な心で断る

「そうですよね。不要ですよね。それでは!」

と、NOの答えを早く引き出して他の人に向かう方がずっと効率的です。

そう信じていますので、私は営業を受けた場合などに、NOということに躊躇はありません。

残された時間はお互い僅かなのですから、もっと有益なことに時間を使うべきです。

「キッパリ断るのは親切」だと思っています。

さらにはホームページに「営業目的の連絡はご遠慮下さい」などと記載し、わざわざNOと言わなくても済むような工夫もしています。

即断るから「即断」

これは別の言い方をすると、「しないことを決めている」ということです。

・個人の方との契約はしない

・顧問先以外の企業は訪問しない

・国内税務は行わない

など、「しないこと」をはっきりさせれば行動がシンプル&クイックになります。

逆に「すること」は、はっきり決め過ぎない方がいいかもしれません。

状況の変化に応じて、「すること」は微調整が必要だからです。

「すること」ではなく「しないこと」を決める。

そして「しない」と決めたことについては躊躇なくNOという。

それでいいのではないでしょうか。