脱出速度を超えよう

地球の重力を振り切って大気圏外に出るために必要な速度のことを「脱出速度」といいます。

この脱出速度はロケットに限らず、人間にもあてはまると思っています。

例えば日本を出て海外で働いている人は、「母国に留まりたい」という重力を脱出速度を超えて振り切った人たちです。

海外出張ではそういう人たちと会う訳ですが、覚悟を決めて働いている印象があって、気持ちがいいものです。

「同期のアイツはオレより月給が6000円高い」などとウジウジしたことはおそらく言わないでしょう。

そんなことを気にしていたら海外では働けないからです。

迷ったらやるべき

海外ほどではないにしても、上京した人にも同じことがいえます。

慣れた地元を離れて、東京に行くにはやはり覚悟が必要です。

地方の人は一度は東京を経験すべきであり、東京の人は一度は地方を経験すべきだと思います。

そうすることによって、人生の幅が広がるからです。

人は現状を維持したいという気持ちと、変化したいという気持ちの両方を持っています。

だから迷う訳ですが、やろうかどうか迷っていることはおそらく今しかできないはずです。

ですので、迷ったらやるべきです。

結果はどうでもいい

特にビジネスにおいては「結果がすべて」と言われます。プロと言われる人、成果を出している人ほどそう言います。

「がんばったことが評価されるのは小学生まで」という厳しい考え方です。私も同意します。

しかし、より大きな視点で考えた時、結果よりもやったかどうかが大事といえることがあると思います。

矛盾するようにみえますが、両立するはずです。

私はやりたいことは(うまくいったかどうかはさておき)全部やってきましたし、これからもそうするつもりです。

どうせあと数十年で人生は終わるのですから、脱出速度を軽々超えて、後悔しない人生を目指したいですね。